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ビルやマンションなどの大きな建物の1階に必ずあるモノが
「定礎」と書かれた文字の石や金属のプレートです。
あれにはいったいどんな意味があるのでしょう?
そもそも「定礎」とは
建物を建てるときに基礎の石を置く事です。
または置いた石の事を言います。
もともとは西洋建築のコーナーストーンに由来しています。
建物の基準となる石を置くセレモニーを「定礎式」といい
本来は建築初期の段階で行なわれるものでした。
しかし現在は基礎工事が終わり
外装工事に入る前にこれまでの工事の安寧に感謝して
今後の工事の安全を祈願する中締めとして行なわれています。
定礎の位置は基本的に東南の角とされるが
今は方角に関係なく正面玄関近くに設置するのが一般的になっています。
ちなみに併記されている日付は工事の完成日です。
そして「定礎石」の奥には「定礎箱」と言う銅や鉛、ステンレス製の箱が埋め込まれていて
中に発注者や施工者の名前を書いた板や記念物が入れられています。
ちなみにこの「定礎」は法律で義務付けられているものではなく
あくまで儀礼的な意味合いが大きいものなのです。
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