背中を掻く「孫の手」の「まご」は本当は「孫」じゃない!?
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背中の届かない所が痒い時には助かるのがコレですよね?
急にモゾモゾして背中がして痒くなった時は
体が柔らかい人ならばある程度届くかもしれませんが
やっぱり
背中を掻く時に便利なものが
「孫の手」
ですが!
祖父母の背中を小さな手で掻いている孫のイメージが強いので
”孫の手”と呼ばれていると思われていましたが
実はまったく違う由来から来ているのを知っていましたか?
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中国の西晋時代の書『神仙伝』に登場する仙女・麻姑(まこ)に由来する。麻姑は爪を長く伸ばしており、あるとき後漢の蔡経が、その長い爪で自分のかゆいところを掻いてもらうと気持ちがいいだろうと言い、叱責されたことに因む。のちに「麻姑の手」が訛って「孫の手」と言われるようになった。しかしながら、ただの音のなまりだけではなく、小さな子供の手を示す意味となったこと、さらにはそうした孫による祖父・祖母孝行をイメージさせつつ、その形状をも表す言葉となったことは注目に値する。
と言う事で
「まごのて」は「麻姑の手」と書き
実は中国の仙女の名前で
その長く鋭い爪を持った若い美少女にかゆい所を掻いてもらうと
夢の様に気持ちが良かったと言う逸話から
背中を掻く棒の事を麻姑の手と呼ぶようになったと言われています。
それが日本に伝わり
使われるうちに変化して
今の
孫の手とかかれるようになったんですね!
ちなみに英語圏では
バックスクラッチャー(backscratcher)と言う名前で同じ様な形状の孫の手があり
背中の様な届かない所を掻くのは
全人類共通の悩みだった事が伺えますね。
やはり おじいちゃんおばあちゃんになると
痒い所に手が届かなくなってくるのであると嬉しいかもしれませんね。
ぜひ普段なかなか会えないので敬老の日や何かのプレゼントの時にでも良いかもしれませんね