死者にあえて生前と正反対の事をするのはなぜ?
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死んだ方への作法知ってますか?
家族や親族が亡くなった時は悲しさや、辛さで心が痛いです。
当事者は式の事など分からないまま、言われるがままで
気がついたら終わっていたなんて事が多いはずです。
日本では人が亡くなった時
宗派によっての違いはありますが
掛布団は上下逆さにかけて
白足袋は左右逆に履かせます。
枕元に立てる屏風は逆さ屏風にします。
死装束の経帷子もふつうは右前合わせですが合わせを左前にします。
亡くなった方の身体を清める『湯潅』も用いられるお湯の作り方が『逆さ水』。
ふつうぬるま湯を作る時は、熱いお湯に水を足していき適度な温度に調節しますが
逆さ水はその反対で水にお湯を注いでぬるくしていきます。
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なぜ死者に対して生前と正反対のことをするのかと言うと
死者の世界は、我々が生きているこの世とはなにもかもが逆
死者がこの世に戻ってこないようにする為と言われているからです。
更にあの世に行った死者が生者と間違われないように
遺族は着物を左前に着せて送り出さなければいけないのです。
今は専門の業者さんがしっかりと亡くなった方を送り出してくれますので
ご本人はゆっくりと亡くなられた方との思い出の時間が得られますね。